ごとうもみじとごとうさくらの違いは?22羽を育ててわかった性格・卵・飼いやすさ

鶏の育て方

ニワトリを飼育しようと思ったとき、どの品種を選べばよいのか迷う方もいると思います。

私は2026年4月から「ごとうもみじ」と「ごとうさくら」を11羽ずつ、合計22羽飼育しています。

どちらも日本国内で育種された採卵鶏です。

生後1日のヒヨコから同じ環境で育ててきましたが、実際に半年ほど飼育してみると、性格や卵の殻の色に違いがあることがわかりました。

特に意外だったのが、人懐こさです。

私が飼育している個体では、ごとうもみじの方が人懐こく、抱っこもしやすい傾向があります。

この記事では、2品種を実際に育てて感じた違いと、それぞれの特徴を紹介します。

ごとうもみじとごとうさくらを選んだ理由

私がニワトリを飼い始めたきっかけは、日本の畜産動物の福祉に関心を持ったことでした。

当初は養鶏農家から廃鶏を10羽ほど引き取る予定でしたが、実現しなかったため、ヒヨコを購入して育てることにしました。

購入したのは「ごとうもみじ」と「ごとうさくら」です。

この2種類を選んだのには、理由があります。

一つは、ヒヨコを販売していた会社が取り扱っていた品種だったこと。

もう一つは、養鶏をしている人たちの間で評判が良かったことです。

特に強いこだわりを持って選んだわけではありませんが、最初の飼育では両方を育ててみようと思い、それぞれ11羽ずつ購入しました。

価格はどちらも1羽500円で、22羽の購入費用は合計11,000円でした。

ごとうもみじとごとうさくらは純国産鶏

どちらも岐阜県の後藤孵卵場が開発した採卵鶏です。

日本国内で長年にわたって育種改良されてきた純国産鶏で、卵殻の色や産卵能力などに特徴があります。

メーカーの公表資料では、ごとうもみじは美しい褐色卵を産み、温順な性質を持つとされています。

一方、ごとうさくらは淡い桜色の卵を産み、環境への適応性に優れていると紹介されています。

11羽ずつ育ててわかった違い

実際の飼育経験を比較すると、次のようになります。

比較項目 ごとうもみじ ごとうさくら
飼育羽数 11羽 11羽
卵の色 濃い茶色 薄い茶色
体の大きさ やや大きく感じる やや小さく感じる
人懐こさ 特に人懐こい もみじほどではない
抱っこのしやすさ 比較的しやすい もみじの方がしやすい
産卵数 大きな違いなし 大きな違いなし
卵の味 違いを感じない 違いを感じない
暑さへの強さ 明確な違いなし 明確な違いなし

これは、私が実際に育てている22羽の観察結果です。

品種全体の性格や能力を断定するものではありません。

ごとうもみじの方が人懐こい傾向があった

飼育していて最も大きな違いを感じたのは、性格です。

私は生後1日のヒヨコから人間の手で育てているため、どちらの品種も基本的には人間への警戒心が少なく、鶏小屋に入ると近寄ってきます。

肩や膝に乗ってきたり、自分から体をすり寄せてきたりすることもあります。

その中でも、ごとうもみじの方がより人懐こいと感じています。

特に違いがわかるのが、抱っこをするときです。

ごとうもみじは比較的抱っこしやすく、人間に触れられることへの抵抗も少ない印象があります。

脱走したときも捕まえやすい

以前、鶏小屋のネットが雑草によって破れ、ニワトリが脱走してしまったことがありました。

幸い、全員戻ってきて大きな事故にはなりませんでした。

こうした経験を通して、人間への警戒心が少ないことは、安全管理の面でも重要だと感じました。

私が飼育しているごとうもみじは比較的捕まえやすく、万が一のときにも扱いやすい印象があります。

ただし、人懐こくても脱走時の安全が保証されるわけではありません。鶏小屋の設備を頑丈に作り、脱走を防ぐことが第一です。

体の大きさはごとうもみじの方が少し大きい?

同じ環境で育てていると、ごとうもみじの方が少し体が大きいように感じます。

ただし、実際に体重を測って比較したわけではありません。

そのため、あくまで見た目から受けた印象です。

今後、体重を測定する機会があれば、より具体的な違いを確認してみたいと思います。

卵の色は明確に違う

卵の殻の色については、比較的わかりやすい違いがあります。

ごとうもみじが産む卵は濃い茶色です。

一方、ごとうさくらの卵は薄い茶色で、淡い桜色に近い色合いです。

どちらも茶色系の卵ですが、並べてみると違いがわかります。

ただし、同じ品種でも卵殻の色には個体差があります。

卵の味や大きさに違いは感じない

私は両方の品種が産んだ卵を食べていますが、味に明確な違いは感じていません。

卵の大きさについても、特に差を感じませんでした。

殻の色が濃いからといって、味や栄養価が優れているというわけではありません。

卵の味や品質は、飼料や保存状態など、さまざまな要因にも左右されます。

産卵数に大きな違いは感じない

現在、22羽から1日に平均15個ほどの卵が採れています。

産卵が始まったのは2026年8月5日です。

初めは2個しか見つかりませんでしたが、徐々に増え、約1か月後には10個程度、現在は15個程度になりました。

ごとうもみじとごとうさくらでは、卵の殻の色からある程度品種を判別しています。

その範囲では、どちらか一方が明らかに多く卵を産んでいるという印象はありません。

ただし、個体別に産卵数を記録しているわけではないため、正確な産卵率の比較ではありません。

メーカー公表の産卵性能

後藤孵卵場が公表している産卵性能の目安では、次のようになっています。

項目 ごとうもみじ ごとうさくら
ヘンハウス産卵個数 329個 324個
ヘンハウス産卵率 83.9% 82.7%
産卵期間の飼料摂取量 111g/羽/日 110g/羽/日

※後藤孵卵場公表の飼養成績指標です。ヘンハウス産卵個数は一定の飼養期間・条件に基づく指標であり、すべての鶏が毎年この数だけ産むという意味ではありません。

これらの数値を見ると、メーカーの公表指標では両品種の産卵能力に極端な違いはありません。

ただし、実際の産卵数は飼育環境や健康状態、季節などによって変わります。

暑さへの強さに違いは感じなかった

2026年の夏は非常に暑く、鶏たちが口を開けて呼吸したり、日陰から出なくなったりする姿が見られました。

食欲も落ちていました。

ただし、ごとうもみじとごとうさくらの間で、暑さへの強さに明確な違いは感じませんでした。

幸い、22羽全員が初めての夏を無事に乗り越えています。

ただ、品種による耐暑性に差がないと断定できるほどの経験やデータはありません。

これからも飼育を続けながら比較していきたいと思います。

ペットとして飼うならごとうもみじがおすすめ

実際に両方の品種を育ててみて、私がペットとしておすすめしたいのはごとうもみじです。

理由は、人懐こくて扱いやすいからです。

肩や膝に乗ってきたり、抱っこしやすかったりするところに魅力を感じています。

また、脱走などのトラブルが起きた際にも、捕まえやすいことは飼育するうえで安心材料になります。

ただし、これは私が飼育している11羽のごとうもみじについて感じたことです。

品種だけで性格が決まるわけではなく、育て方や個体差も大きいと思います。

ごとうさくらがペットに向かないというわけではありません。

他にもおすすめの採卵鶏は?

これから採卵鶏を飼育する場合、ごとうもみじとごとうさくら以外にも候補があります。

代表的な品種を紹介します。

品種 主な特徴
ボリスブラウン 国内で広く飼育されている赤玉鶏
ジュリア Lサイズの白い卵を多く産む
ソニア ピンク系の卵殻色が特徴
シェーバーブラウン 濃い褐色の卵を産み、卵殻強度に特徴がある

これらの品種は農林水産省の資料でも紹介されています。

ただし、私はまだこれらの鶏を実際に飼育したことはありません。

そのため、ペットとしての人懐こさや屋外飼育での扱いやすさについて、自分の経験から比較することはできません。

購入する場合は、品種の特徴だけでなく、ヒヨコを購入できる業者や必要な飼育環境なども確認するとよいと思います。

将来100羽に増やすなら、ごとうもみじを選びたい

現在、私が飼育しているのは22羽ですが、将来的には100羽まで増やしたいと考えています。

その際、もう一度品種を選ぶのであれば、今のところ全羽をごとうもみじにしたいと思っています。

産卵数や卵の味に大きな違いを感じない一方で、ごとうもみじの方が人懐こく、扱いやすいと感じるからです。

私が目指しているのは、単に卵をたくさん生産するための養鶏場ではありません。

卵を産まなくなった鶏も、最期まで飼育する方針です。

そのため、鶏たちが安心して暮らせることはもちろん、日々の世話や健康管理を無理なく続けられることも大切です。

ごとうもみじの人懐こさは、そうした飼育方針にも合っているように感じます。

まとめ|半年間育てた結果、私はごとうもみじが気に入った

ごとうもみじとごとうさくらを11羽ずつ育ててみて、卵の色や性格に違いを感じました。

ごとうもみじは濃い茶色の卵、ごとうさくらは淡い茶色の卵を産みます。

一方、卵の味や大きさ、産卵数、暑さへの強さには、今のところ大きな違いを感じていません。

私にとって最も印象的だったのは、ごとうもみじの人懐こさです。

抱っこしやすく、脱走した際にも捕まえやすいため、ペットとして飼うならごとうもみじを選びたいと思います。

もちろん、まだ半年ほどの飼育経験なので、今後新しい発見があるかもしれません。

まずは22羽が無事に1年間を過ごせることを目標に、これからも2品種の違いを観察していきたいと思っています。


参考資料

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